旅バイクという幸せ

旅バイク

今年のSea Otter Classics、当店は諸所の事情により参戦しませんでしたが、いろんなメディアの写真等をあたりまくって情報収集。その中でも、ちょっと気になったのが、ツーリングバイクが多く出ていたということ。

ツーリングバイクって、バイクパッキングでしょ?と言われちゃいそうですが、当店的には、これはちょっと分けて考えるべきだと思ってます。

バイクパッキングは、厳密に言えば、バイクの種類は問わずに、創意工夫でもって荷物を積んで、バイクで旅に出るということ。バイクの種類というより、遊び方のジャンルの1つです。

ツーリングバイクは、旅に出る前提の設計で、荷物を満載して長距離を快適に走れるバイクのこと。つい最近まで、ツーリングバイクは、グラベルバイクにキャリアつけただけ的なイメージだったのですが、ここのところ、ツーリングバイクという1つのジャンルになってきたようで、MTBやグラベルバイクとは違う、自由な進化をしているようです。

そんなわけで、Sea Otter Classicsに登場した、気になるツーリングバイクをいくつかご紹介。写真は、PinkBike誌、Bike Packing Magazine誌のWEBより転用させていただいております。

ちょっと前から話題になっていたのが、KONAのUnity。とにかく、荷物の積載性と重心を考えて、MIXホイール仕様(マレット仕様)。フレームバッグ装着を前提としたフレーム形状に加えて、フロントキャリアはヘッドチューブに直付け、あとはフレームはダボだらけ。タイヤサイズも、3.0サイズと太くし、エンド幅は前後ともにブースト規格。

このバイク、見れば見るほど面白いので、近いうちに、集中的にご紹介したいですね……って、当店、KONAの取扱店じゃないんだけど(汗)

こちらは、SALSAのFARGO。元祖ツーリングバイクのFARGOを、なんと32インチ化。でも、フレームサイズはSサイズまであって、157㎝のライダーからちゃんと乗れるとのこと。フレーム素材はクロモリとチタン。

ツーリングバイクにおいて大径タイヤのメリットは、普通のMTBよりもあるんじゃないかと思います。まず、はずみ車効果で、スピードを維持しやすい。加えて、タイヤのコンタクトパッチ(接地面積)が増えるので、積載時の安定性が確保しやすい。加えて、タイヤも少し低圧で運用できるので、乗り心地もよくなりそうです。

これは、FORBIDDENのPuritanというモデルなんですが、こいつは本当に異色。ツーリングバイクとして紹介していいものかどうか謎なくらい(笑)

見た目はまんまハードテールのMTBなんですが、タイヤサイズは700C。エンド幅はグラベルバイクと同じ規格で、フロントサスペンションもグラベルバイク用(ストローク50㎜!)。そして本当に面白いのが、ジオメトリーは60㎜ステムとフラットバーの仕様を前提としたジオメトリーだそうで、ドロップバーでいきなり組む前に、まずはフラットバーで乗れ!と、メーカーが主張しています(大笑)ちなみに、フレーム素材はチタンのみ!!

別にラジコン搬送用というわけではないんですが、このHudskiというブランドは、創業者2人がツーリングバイク愛好家で(ヨーロッパ9か国を旅していたとか)、こだわり始めたらきりがなくなって、自分たちで作りだしたというブランド。コンセプトは毎日使える多用途バイク。

このバイクも、やはりフラットバー専用設計のようで、長めのリーチ。これは想像ですが、積載状態で安定させるには長いホイールベースが必要、特にフロントセンターが長いほうがいい。となると、必然的にリーチが長くなるので、ドロップハンドルバーを使うにはステムを極端に短くしなければならない。でも、フロントに積載している状態だと、ハンドリングを安定させるには、ステム長はある程度必要……というわけで、潔くフラットバー専用設計になっているんでしょうね。

またもKONAなんですが、このSutra、シムワークスでカスタムされたもの。Sutraは、グラベルバイクにMTBのタイヤを突っ込んだらどうだろう?というコンセプトのバイクですが、シムワークスはそれを、バイクパッキングスタイル+ランドナー的なカスタムをしてきています。フェンダーとかフロントディレイラーとか、MTBやグラベルバイクで使われないものを自由に取り込めるのも、ツーリングバイクの面白いところ。

ちなみにトップの黄色いバイクはですね

実は当店で細々と扱っている、ヨーロッパのNORDESTから販売されている、Sardinhaというモデル。これも実はフラットバー専用設計なんですが、ちょっと強引にドロップバーへ変更したもの。

おいら、MTBレースの世界に飛び込む前は、バイクに死ぬほど荷物を積んで、あちこちロングツーリングしていた自転車小僧だったんですよ(もう40年くらい前!!)。当時は、バイクパッキンググッズなんかなかったですから、キャリアにダッフルバッグを縛り付けてのツーリングでした。でも、自転車遊びの原点はやっぱりツーリングだったのかな~~

このお店を立ち上げてからも、たまにMTBをツーリングバイク仕様に仕立てて、ちょっとした冒険ツーリングを楽しんできました。写真は、厳冬の北海道で遭難ツアーしたときのヒトコマ(大笑)

ともかく、今年からは当店ツーリングバイクも積極的に展開していきたいと思います~~

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